TypeScriptと型のパフォーマンス

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TypeScriptではそのチューリング完全な型計算能力を使って、ライブラリの利用者に高度な開発者体験を提供することができます。React、MUI、react-hook-formなどの、ジェネリクスを多用した型定義が、その最たる例です。 一方で型パズルや黒魔術などと呼ばれるこの技法は、使い方によってはエディタがフリーズするほどの負荷がかかり、開発者体験を損ねることもある諸刃の剣です。過剰な計算が発生するシチュエーションの実例を、tscの動作とデバッグ方法を交えて紹介します。

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ypresto

株式会社LayerX / ソフトウェアエンジニア

2012年に新卒でMIXIに入社。2014年より「みてね」の立ち上げに関わり、Androidを中心に開発を担当。その後、教育・流通系のスタートアップ複数社に籍を移し、開発全般を担いつつ、フロントエンドやUIデザインをリードする役割を担う。2024年1月にLayerXに入社し、バクラク事業部 請求書受取チームにてフロントエンドを中心に開発に携わる。TypeScript自体のパフォーマンスについて調査し、改善のためのPull Requestがマージされた。型魔術師は憧れ。

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