Effectで作る堅牢でスケーラブルなAPIゲートウェイ

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伝えたいこと - 関数型プログラミングの考え方が(その詳細に立ち入らずとも)ソフトウェア開発の実務において活用できること - 上記の実現にあたり、「Effect」というライブラリが利用できること トーク内容要約 APIゲートウェイを素直に実装すると、背後にあるマイクロサービスへのAPIリクエスト、そのレスポンスの取捨選択と合成といった主要な関心事と、ネットワークI/Oに起因する関心事が1つのコードベースに混在してしまいます。 後者は、具体的には非同期処理、並行処理、エラーハンドリング、リトライなどです。 このような構造は、機能要件がシンプルなうち問題になりませんが、複雑になるとアプリケーションの保守性の低下を招くことになるでしょう。 本発表では、TypeScriptの新興ライブラリ「Effect(https://effect.website)」を使って(※)これら2つの関心事を分離することで、堅牢でスケーラブルなAPIゲートウェイの実装を試みた事例を紹介します。 ※ ランタイムにはDeno、フレームワークにはNest.jsを使用

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yasaichi

株式会社EARTHBRAIN / シニアエンジニア

2015年にピクスタ株式会社に新卒入社後、開発プロセスの改善や開発基盤の整備に従事。2020年より執行役員CTOを務めた後、2023年6月よりEARTHBRAINに参画。著作に「パーフェクトRuby on Rails【増補改訂版】」(共著、技術評論社)がある。

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